ニキビができるのは、過剰な皮脂の分泌、毛穴のつまり、アクネ菌の増殖等が原因となっています。

正常な肌では、古い角質は剥がれ落ちてターンオーバー（皮膚の新陳代謝）していきます。このターンオーバーのリズムが乱れると、毛穴周りの角質が厚くなり、毛穴が狭くなっていきます。

毛穴の中で皮脂、古い角質と汚れが混ざり合って角栓ができると、毛穴の出口がふさがります。

毛穴の中にある皮脂腺からは、常に皮脂を分泌していますが、毛穴の出口がふさがっていますので、日々分泌されている皮脂は肌の表面に出ることができません。分泌された皮脂は毛穴の中に蓄積され、角質に覆われたまま毛穴が盛り上がり、白ニキビが発生します。

出口がふさがった毛穴の中は、もともといるアクネ菌にとって栄養となる皮脂が豊富なうえ、苦手な酸素がなく繁殖しやすい環境のため、アクネ菌がどんどん増殖し、炎症を引き起こします。

バオバブオイルに多く含まれているパルミチン酸は、ニキビの根本的な原因である皮脂の分泌を抑えると言われています。その含有量は、アルガンオイルの約2倍と豊富なのです。

アクネ菌が増殖して炎症が起こると毛穴が赤く腫れて、痛みのあるブツブツ（赤ニキビ）になります。さらに炎症が進むと毛穴に膿が溜まっていき、毛穴の周りにも炎症が広がってしまい黄白色の膿（うみ）を伴う状態になることがあります。黄白色の膿を伴うような化膿したニキビが出現したら、医療機関へ相談して、適切な処置を受けましょう。